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金美特別展 準備完了です [催事]

本日の金沢は…時々雨…。

荷飾り準備が昼からでしたので、午前中は石川県立美術館まで散歩がてら行って参りました。

ふとした合間に晴れ間が有りました。

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新丸広場

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河北門

今の金沢城?には天守閣は有りません。消失したり、軍用に使用されたりした後に無くなり…

現在はあちこちを復刻して、安政時代の景観に近いものになってるそうです。

いわゆる各地のお城に比べてここを見なさい、的な物が少ないが故に感じる良さでしょうか。

ひたすら綺麗な広場と広がる曇り空。

独特のまったり感があります。

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五十間長屋


さて。

その余白の美の話の後ですが……

今回の当店ブース、これまでの金美特別展より少ない点数で臨みまして、

事前の計算では、結構余白を取れる予定でしたが…

まだまだ多かったようです。(+_+)


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香山式+日本橋ベースセレクション

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ブース造作は、かねてより試行錯誤で設計した新しい試みです。

基本的に、上段が香山式、下段がベースセレクションとなっております。


いつか、この半分の点数でチャレンジ出来るように、精進して参ります!


明日からの三日間、金沢美術倶楽部でお待ちしております

眞葛長造 茶碗2点のご紹介です。 [商品]

金美特別展図録作品より最後の④、⑤のご紹介です。

これらも希少な作品になります。

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眞葛長造

模仁清信楽 八ッ橋茶碗  

共箱

幅12.4㎝ 高7.2㎝

江戸時代前期に仁清・乾山といった後世に遺る偉大な陶工の後、長らく京焼に於きまして発展が停まっておりました。

江戸後期には潁川、木米といった名工が磁器作品を生み出すことに成功し、続き・・・永楽保全、仁阿弥道八、眞葛長造が京焼の伝統を復興しさらに完成の域まで高め、京焼の新たな時代を迎えます。

こちらは希少な長造の色絵作品です。

信楽の土を使用し、その上に長造釉とも呼ばれる薄いブルーの釉薬をかけ、清水伝統の青、緑をあしらっております。

高台回りや、川に見立てた土見せの部分に信楽の味わいを観ることが出来ます。

信楽土の手は、筆洗形が多いのですがこちらは茶碗形状です。

後に、五代の宮川香斎さんがこの手の写しを製作することに成功し、それにより長造作品自体の存在も広く知られるようになりました。

※ご成約済


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眞葛長造 

俵に小槌の絵四方形茶碗

中島来章筆

六代香斎極め箱

幅11.8㎝ 高7.0㎝

※ご成約済

こちらも長造の代表的な作風の一つです。

ほわんとした丸みのある四方形に同時期の京都の画家、中島来章が小槌に俵の絵付けを錆絵で描いております。

こちらも長造釉の薄いブルーが綺麗です。

来章は生年寛政8年(1796年)、没年明治4年(1871年)の円山派の絵師です。

当時平安四名家と称され人気の高かった人です。

長造の他にも佐野長寛との合作も見られます。

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茶碗裏側 


今年は長造作品に縁がある年で、既に6点目になります。

何度も書いてますが・・・・

長造は香山の父上です。

宮川家は楽焼として代々続いておりますが、実質、眞葛焼としては長造からスタートしたようなものです。

元々、”香山”の号は長造自身が拝領しておりました。ほとんど使用しておりませんが、稀に香山の署名がある箱も存在が確認されております。


上記2点のお茶碗は、1日からの金美特別展にて展示即売致します。

どうぞご高覧下さいませ。


初代 宮川香山(眞葛香山)早春景熊の巣窟に蕗の薹高浮彫花瓶 [眞葛香山]

今回の金美特別展図録掲載作品から、もう1点眞葛香山です。

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国内での流通は殆ど皆無な高浮彫作品です。

稀に販売品があっても、無銘のものであったり荒々しい作品です。

高浮彫は、その特殊性故に贋物等が無い、と思われがちですが・・・実は近年某国で制作されてるという話や、眞葛窯従事者による窯外製作者によるものと推測される作品もあるのです。

話は逸れましたが・・・

この作品は米国で発見された作品です。

有名な、ミュージアム最上手高浮彫作品と、同時期作品と思われる物です。

また、熊の装飾が施されており、この生き生きしたかわいらしさも絶品です。

熊は実際に香山が自身の庭で飼っていた!という事実もあり、その生命感のある造りは素晴らしいです。

詳細は実物をご覧頂きたく思いますので、画像でのご紹介は1枚の遠景のみでありますのをご容赦下さいませ。

この作品は、本来であればミュージアムピースなのですが、本体の割れ破損を修復したものでやや値打ち価格での販売となっております。

ただ、高浮彫はその性質上、また輸送課程の問題で無傷完品が存在しないに等しく、装飾の修理は多かれ少なかれございます。

この作品は装飾はほぼオリジナルのまま保たれているのが嬉しいところです。

桐箱製作と京都の真葛香斎の箱書きを取っております。





眞葛香山 呉祥瑞意遊環付花瓶 [眞葛香山]

金美特別展図録作品のご紹介②


眞葛香山 呉祥瑞意遊環付花瓶


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大正後期の作品で、この頃には染付の技術も完成の域に達しております。

京焼で悲願であった中国磁器の再現に皆が切磋琢磨し、江戸後期にようやく赤絵と染付が再現出来るようになりました。

香山はそこからさらに、釉下彩の技法を極めることで明治後期に青色以外の発色を世界で先駆けて完成させました。

この作品の頃には”ぼかし”の技術も手に入れ、表現は自由自在になります。

コバルトも他の窯と違い、眞葛窯内で丁寧に擦り続けて制作した顔料を使用しており、香山特有の青みがかった白・・・マクズブルーに綺麗な藍色の絵付けがなされております。

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裏面もまた異なる図柄で楽しめます。

幅19㎝   高29㎝ 

ちょっと、大き目で見栄えのする作品です。

※ご成約済

今回、図録では香山3点と長造2点を掲載致しました。

今夜は長造のご紹介を致します。


第9回金美特別展 開催間近です! [催事]

24日までの日本橋ベースへご来場の皆様、誠に有難うございました。

お陰様で毎日楽しく過ごすことが出来ました!

さて、ここ数日ブログの更新が滞っておりましたが・・・・

数日後に控えたイベントの準備をしておりまして。

金沢美術倶楽部の催事には年に2回通っておりますが、その中で2年に1度だけブースを設営しての大催事がございます。

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金沢を中心とする有名美術商が一堂に会し、 厳選された美術品を各商店ごとに展示即売いたします。


会 期/平成27年11月1日(日)、2日(月)、3日(火/祝日) 10:00~17:00(但し3日は16:00迄)
会 場/金沢美術倶楽部 金沢市上近江町61  電話  076-262-0391
入場料/無料


当店は2009年より参加しており、今回で4回目の出展になります。


KOZANSTYLE ~香山式~  

   + 日本橋ベースセレクション


今年6月よりスタートしております、香山式 VERSION 2と日本橋ベース的なセレクションを少数の展観を致します。


6月の名美アートフェアでの香山式を一歩進めた展示方法となっております。

宮川香山・・眞葛香山の世界をご覧頂き、皆様にご理解頂きたく存じます。

日本橋ベースセレクション、はベースのお越し頂いております皆様にはお馴染みの、当店独自の視点・価値観の作品群のご紹介です。

価格によらず、拘りの商品のみをセレクト致しました。

濃いかもしれませんが・・・・(^^;


ちなみに、通常の書付物や作品は、フリー展示コーナーに20点出品致します。


本日より、当店が図録掲載しております作品のご紹介を致します。


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眞葛 香山  七宝透水指  惺斎書付 五つの内

大正後期      幅16.5㎝ 高さ20.5㎝


二代香山の有名な作品です。

五つ制作されたのみ、ですが当店はここ二年の間に二点のご縁がありました。

この発想、技術、センス、は稀有なものです。

次に出会えるのはいつのことでしょうか・・・・。


※ご成約済


神楽文山 鶴絵黒筒茶碗 [新入荷]

当店では久しぶりの文山作品です。

文化・文政年間の準楽焼の名工として知られます。

今回ご紹介致しますのは、御本立鶴茶碗を楽焼で写した珍しいものです。

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写真ではうまく表現できませんが、手に収まるほっこりした感じでありつつ、時代のある良い出来映えです。

アップしてみましょう。


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鶴は彫にて表現してあります。

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裏側です。

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上から。 見込はかせた感じの風合いです。

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高台回り。 印付きもよいです。

1800年台前半に京都の岡崎村神楽岡・・・今でいう、京都市左京区に文二郎という陶工が製作したものです。
樂9代の了入の弟子とも伝わります。

文山は楽焼が得意で、有名な作品に土佐光文絵の恵比寿大黒図茶碗一双がありますが、概ね本樂の写し物が多く、またその出来は秀逸でした。

文山銘を入れてあるものは文山自身の作品であり、古来の楽焼の味をしっかり残しつつ個性を発揮しております。

当時は120両もの大金で取り引きされたという記録もあるそうです。

共箱です。

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炉開きや、初釜にいかがでしょうか?

※ご成約済

2015年10月19日~21日の新入荷情報です。 [新入荷]

大阪美術倶楽部~名古屋美術倶楽部~京都美術倶楽部・・・と2泊3日の出張より戻りました。

非常に疲れましたです。。。(*_*)

出張先の夜、息抜きに映画”マイ・インターン”を観ましたが、深く考えずに楽しめて心がほんわかする良い作品でした。
ロバートデニーロとアンハサウェイの演技も秀逸です! おすすめ。


さて。

明日より、今月最後のベース期間となります。

新入荷もございますので、是非ご高覧下さいませ!



2015年10月19日~21日の新入荷です。


永楽和全 菊谷窯 信玄弁当 六客 ※ご成約済

二代 眞葛香山 呉州赤絵意玉取獅子画菓子器

二代 眞葛香山 色絵童獅子冠香炉 香斎極箱

四代小島漆壺斎 不味公好宮城野棗 伊川院下絵 ※売却済み

魚住安彦(三代為楽) 砂張建水 ※ご成約済

三橋鎌山 鎌倉彫梅金林寺 即中斎書附

前端春斎 根来塗糸目盆 【10枚】※ご成約済

和気亀亭 染付急須 箱無し ※ご成約済

真葛香斎 黄交趾菓子皿 【20枚】 ※ご成約済

三浦飛白 模仁清作鱗紋色絵茶碗

八代白井半七 藍地菊絵鉢

七代白井半七 文箱香合 ※ご成約済

九代白井半七 乾山写百合之画茶碗

神楽文山 立鶴黒筒茶碗 ※ご成約済



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ベースの10月営業日のお知らせ。

22日(木)10:00~17:00

23日(金)10:00~17:00

24日(土)10:00~16:00 
※撤収作業の為、閉店時間が早くなっておりますのでご注意下さいませ。



永楽善五郎(妙全) 南京色入唐子向付 10客 [新入荷]

続きまして・・・永楽善五郎の向付のご紹介です。

南京色入唐子向付 10客

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南京の唐子図ですが、カラフルな色入りというのが珍しい作品です。

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黒のお膳に映えそうです。

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見込はちゃんと染付のみで、お料理の邪魔をいたしません。

また、蓋物や数茶碗と違い・・・向付として製作されておりますので、底面を広くとってあり盛り付けもし易くなっています。

サイズ:幅12.3cm 高さ6㎝

10客無傷  妙全の共箱です。 ※ご成約済です。


樂了入 香炉釉蛤皿 十枚 [新入荷]

樂吉左衛門の9代目、了入作です。

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蛤皿といって、貝が重なった意匠になっている定番のアイテムです。

赤樂やこの作品のような香炉釉薬のものがあります。

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古くは長入の作品にも同手の物が見られます。



平安時代には貝合といった遊びが流行しました。


「かいあわせ」

歌合 (うたあわせ) の1種。左右2組に分れていろいろな貝を出し合いそれに添えて和歌を出し,その優劣を競った。判者が1人いて判定を下す。平安時代の貴族の間に流行し,のちに貝覆 (かいおおい) のこともいうようになった。


貝を横に重ねてこのようなデザインで、しかも懐石に使う道具を江戸中期に生み出した樂。

樂といえば黒や赤のお茶碗に眼を奪われがちですが、懐石道具にこそ、そのアイディア・技法が詰め込まれており面白さの神髄があると思います。

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作品は概ね良し。 香炉釉特有のひっつきや釉むらはございます。
箱は無地の桐箱です。

サイズ:横幅12cm 縦8~8.5cm 高さ3.8cm

※ご成約済

宮川香山、久しぶりになんでも鑑定団に登場☆ [眞葛香山]

今日は久しぶりになんでも鑑定団に、宮川香山が出ましたね~

前回は、北海道の鶉の置物だったか、横浜の観音像のどちらかだったと思います。

さて、今回は・・・・

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なんと、高浮彫です。

15年程前に貯金をはたいて500万で購入されたという女性が登場。

いつぞやの、田邊コレクションを使った紹介映像で眞葛香山の紹介がなされ・・・

誠之助が鑑定?

1対の離れと思われる作品です。


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650万!

判定基準や、作品のポイントが説明なされないのは?と思いましたが。(^^;

田邊コレクションにこの鴛鴦の対となる作品があり、元は一緒では?という流れでした。

こうやって、来年のサントリー美術館へと繋がるのでしょうね。

そういえば、丁度一年前の10月・・・・・

私も眞葛ミュージアムのイベントで、眞葛焼公開鑑定会というのをさせて頂きました。

一年後に画像を何枚か頂戴しましたのでこの機会に少し。

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お越し頂けるのか心配でしたが、当日どんどん申し込みがあり・・・また作品も初代から3代まで、いろんな作品が集まって、1時間ほど時間が足りない程でした。

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ホワイトボードで眞葛焼の変遷などをご紹介したあと、依頼者に作品を出してもらいガチで(ここがポイントです)皆様の前で鑑定致します。

箱無しや傷もあったりします。

依頼者さんに予想価格をホワイトボードに書いていただき、鑑定後に私が鑑定額をそこへ書き込む!という流れです。

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ほんとに、様々なタイプの作品があったので、面白かったです。

さらに、当店の作品より菓子鉢を3点皆様に観て頂き、会場の皆様それぞれに逆に高い順に番号付けてもらうというクイズも致しました。

準備不足でまったくアドリブの進行でしたので、その節はご迷惑をお掛け致しました。(__)

また、いつかやってみたいですね~

1年前、ご参加頂きました皆様・・・誠に有難うございました。




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